シアーミュージックとJOYSOUNDを運営するエクシングは、2026年10月9日から共同歌唱イベント「チャンネル登録者95万人!有名ボイトレスクールからの挑戦状」を開催しています。
今回のイベントでは、カラオケの採点機能で95点以上を獲得することが一次審査の通過条件。その後、歌唱動画による二次審査、ステージでの生歌唱による最終審査へと進みます。
カラオケで高得点を取ることと、人に聴かせる歌の上手さ。どちらも歌唱力に関わるものですが、評価する方法や注目するポイントは必ずしも同じではありません。
今回はイベントの応募条件を紹介するとともに、カラオケ採点でわかることや、採点結果を歌の練習に役立てる方法について考えてみます。
※こちらは執筆時点の情報を参考にして制作しております。最新の情報は公式サイトからご確認ください。
一次審査は10月29日まで|優勝者には賞金100万円と1年間のボイトレ受講権
今回のイベントは、JOYSOUNDのカラオケ採点から参加できる歌唱コンテストです。
一次審査は、X PARKに対応した「JOYSOUND X1」を導入しているカラオケルームで実施されます。
「採点イベントDX」からイベントに参加し、「分析採点AI+」で好きな曲を歌唱。95点以上を獲得した後、画面に表示されるQRコードから申請することで、一次審査を通過できます。
期間中は何度でも挑戦できるため、普段のカラオケを楽しみながら応募を目指せるのも特徴です。
| 項目 | 内容 |
| 一次審査期間 | 2026年10月9日〜29日、各日11時〜23時 |
| 一次審査の通過条件 | 分析採点AI+で95点以上を獲得し、申請 |
| 二次審査 | 歌唱動画による審査。応募期間は10月16日〜11月5日 |
| 最終審査 | 12月3日、新宿シアターマーキュリーで生歌唱 |
| 優勝賞品 | 賞金100万円、月4回・1年間のボイトレ受講権(指名料別途) |
二次審査では、シアーミュージックのボイストレーナーが歌唱動画を審査します。
応募する動画は1人で1曲を歌唱したものが対象で、カラオケ・弾き語り・アカペラなど、演奏形式は自由です。
ただし、顔出しが必要で、リバーブやピッチ補正などの音声編集は禁止されています。カラオケを利用する場合も、エコーを0に設定する決まりがあります。
最終審査は12月3日に新宿シアターマーキュリーで開催され、特別審査員として、ボイストレーナー・YouTuberとして活躍する「しらスタ」さんも参加します。
なお、最終審査会場までの交通費・宿泊費は自己負担です。未成年者の応募には親権者の同意が必要となるため、参加を考えている人は、公式ページで詳しい条件を確認しておきましょう。
応募条件:JOYSOUND公式|シアーミュージック×JOYSOUND コラボイベント
カラオケ採点は、音程だけでなく歌い方も評価している
カラオケの採点というと、「音程が正確なら高得点が取れる」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
もちろん音程の正確さは重要な要素ですが、最近の採点機能では、それ以外の歌唱の特徴も評価されています。
例えば、今回のイベントで使用するJOYSOUNDの「分析採点AI+」では、音程・安定感・抑揚・ロングトーン・テクニックなどを分析し、AIによる評価も点数に反映されます。
また、DAMの「精密採点Ai」にも、歌唱の特徴を検出するAi感性メーターや分析レポートなどが用意されています。
出典:DAM公式|精密採点Ai
つまり、現在のカラオケ採点は、単に音の高さが合っているかどうかだけを確認するものではありません。
歌唱の安定性や強弱、テクニックなども評価に取り入れられており、採点結果から自分の歌い方の特徴を知ることができます。
高得点と、人に聴かせる歌の上手さは同じ?
ここで考えたいのが、採点で高得点を取ることと、人に聴かせる歌の評価との関係です。
例えば、音程が正確で、ロングトーンも安定している歌は、技術面で評価できる部分が多いでしょう。
一方で、人が歌を聴くときには、声の質感や言葉の伝わり方、曲の雰囲気に合った表現などにも耳を傾けています。
同じフレーズでも、力強く歌った方が魅力的に聞こえる場合もあれば、あえて声量を抑えた方が歌詞の意味を伝えられる場合もあります。
こうした表現の良し悪しは、曲の解釈や聴き手の好みによっても変わるため、一つの点数だけですべてを判断するのは難しいところです。
ただし、これはカラオケ採点が歌の上手さを評価できないという意味ではありません。
採点結果は歌唱力を知るための一つの指標であり、人に聴かせる歌には、それ以外にもさまざまな魅力があるということです。
今回のイベントでも、二次審査ではボイストレーナーによる動画審査、最終審査では生歌唱が行われます。
一次審査の95点という条件に加えて、実際の歌声を人が聴いて評価する機会が設けられている点も、今回のイベントの特徴といえるでしょう。
なお、二次審査・最終審査の詳しい配点や評価基準は公表されていないため、どの要素がどの程度重視されるかは明らかになっていません。
採点結果と録音を組み合わせると、歌の課題が見つけやすくなる
カラオケ採点を練習に取り入れるなら、総合点だけでなく、項目別の結果にも注目してみてください。
例えば、同じ90点だったとしても、音程の正確さに課題がある人と、ロングトーンの安定性に課題がある人では、見直したい部分が異なります。
そこでおすすめしたいのが、採点結果と自分の歌声の録音を組み合わせる方法です。
採点結果から気になる項目を見つけ、録音で実際の歌い方を確認することで、何を練習すればよいのかが具体的になります。
| 確認するポイント | 採点結果で見ること | 録音で聴いてみること |
| 音程 | 音程の軌跡や一致率、ずれた区間 | どの音や言葉で音程がずれているか |
| ロングトーン | 安定感やロングトーンの評価 | 声が揺れたり、語尾が不安定になったりしていないか |
| 強弱・抑揚 | 抑揚などの評価 | 強調したい言葉や曲の盛り上がりが伝わるか |
| テクニック | ビブラートなどの検出結果 | テクニックが曲の雰囲気や流れに合っているか |
※上記は日常の歌唱練習で使うための確認ポイントであり、今回のイベントの審査基準を示すものではありません。
点数が高いのに、歌を聴くとしっくりこない場合
カラオケでは高得点が取れるのに、録音した自分の歌を聴くと、何となくしっくりこない。
そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。
この場合、点数をさらに上げようとする前に、自分が気になった部分を少し具体的にしてみるのがおすすめです。
例えば、出だしの一語だけ強くなりすぎていないか、語尾を必要以上に伸ばしていないか、曲の雰囲気に合った強弱がつけられているか。
音程やリズムが合っていても、こうした細かな歌い方によって、曲全体の印象が変わることがあります。
反対に、周囲から歌を褒められるのに採点では思うような点数が出ない場合は、音程や安定感などの項目別結果が参考になります。
高音だけ音程がずれるのか、伸ばす音が不安定なのか、テンポが速くなるとリズムが崩れるのか。
原因を少しずつ分けて考えることで、自分の強みを生かしながら、改善したい部分に取り組みやすくなります。
採点結果を練習に生かすなら、同じフレーズを録音して比べてみよう
採点結果を使って練習するときは、一度にいろいろな部分を直そうとするよりも、気になるところを一つずつ確認する方が、変化をつかみやすくなります。
例えば、次のような方法です。
- 同じ条件で歌って録音する
機種・採点モード・曲・キーをそろえて歌い、採点結果と録音を残します。 - 気になるフレーズを一つ選ぶ
音程がずれる部分や、録音を聴いて違和感があった部分を探します。 - 歌い方を一つだけ変えてみる
出だしの強さ、語尾の長さ、息の使い方など、確認したいポイントを一つに絞ります。 - 録音を聴き比べる
変える前と後で、歌がどのように聞こえるかを確認します。そのうえで採点結果も見てみましょう。
ここで大切なのは、点数が上がったかどうかだけで判断しないことです。
例えば、点数がほとんど変わらなくても、録音を聴いたときに言葉が伝わりやすくなっていたり、声の響きが安定していたりする場合があります。
逆に、点数は上がったけれど、自分が表現したかった歌い方とは少し違うと感じることもあるでしょう。
そんなときは、どちらが正しいと決める必要はありません。採点結果と自分の耳で聴いた印象を照らし合わせながら、歌い方を調整してみてください。
なお、採点結果を比較する際は、できるだけ同じ機種・モード・曲・キーを使用することをおすすめします。機種や採点モードが異なる場合、点数を同じ基準として直接比較することはできません。
カラオケ採点も、自分の歌の可能性を広げるきっかけに
今回のシアーミュージックとJOYSOUNDの共同イベントは、カラオケ採点から参加でき、さらに動画審査やステージでの生歌唱へと挑戦できる企画です。
普段からカラオケで高得点を目指している人にとっては、日頃の練習の成果を試す機会になるかもしれません。
また、人前で歌った経験が少ない人にとっても、こうしたイベントが新しい挑戦のきっかけになることはあると思います。
歌の上達には、音程やリズムを安定させる練習も、自分らしい表現を磨く練習も、どちらも大切です。
カラオケ採点は、そのうちのいくつかを客観的に確認できる便利な機能です。点数を目標に練習する楽しさもありますし、結果を分析することで、自分では気づかなかった課題が見つかることもあります。
一方で、点数に表れない歌の魅力があることも忘れたくありません。
高得点を目指すことも、聴き手に伝わる歌を追求することも、どちらも歌を楽しむ方法の一つです。
今回のイベントに興味がある人は、ぜひ公式ページで参加条件を確認してみてください。応募する人も、普段の練習に採点を取り入れたい人も、自分の歌と向き合う機会として活用してみてはいかがでしょうか。
